なぜ織姫と彦星は年に一回しか会えない?七夕を徹底解説!由来や飾りの意味は?何食べる?

季節ネタ

7月7日は「七夕(たなばた)」。

「織姫と彦星が七夕の日だけ天の川で再会できる」ということは知っていても、なんで2人は会えなくなったのか、なんで笹飾りに願い事を書いた短冊を飾るのか、知らない人も多いのでは?

そこで七夕の由来、笹飾りの由来や行事食について七夕を徹底解説!

これを読んで七夕を楽しんでくださいね♪

 

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七夕とは?

七夕は、毎年7月7日に行われる日本の季節行事です。

「織姫と彦星が七夕の日だけ天の川で再会できる」「願い事を描いた短冊を笹の葉に吊るしてお祈りをする」というイメージを持っている方も多いのでは?

そんなイメージもあって、他の行事に比べてロマンチックな印象がありますよね♪

七夕は現在は7月7日というので定着していますが、七夕ができた当時は(旧暦)の7月7日に行われていました。
これは新暦で表すと毎年日付が変わり、2022年は8月4日にあたります。

地域によっては、現在でも太陰太陽暦通り(8月)に七夕祭りを行うところも多くあるようですよ。

 

七夕の由来

七夕の由来には多くの説がありますが、以下の慣習や伝説が混ざってできたという説が有力のようです。

由来その1 織姫と彦星

「織姫と彦星が七夕の日だけ天の川で再会できる」

七夕といえばやはりこのイメージですよね。

「でもなぜ七夕の日だけ再会できるの?」といったように、その由来の詳細までは知らないという方もいるよう。

お話の内容は全国各地で少しずつ違うようですが、大まかなあらすじは以下の通り。

昔々あるところに、天帝(神様)の娘の織女(しょくじょ)と、牽牛(けんぎゅう)という若者がいました。織女は機織りの仕事を、牽牛は牛飼いの仕事をしていて、どちらも働き者でした。そんな2人は初めて出会うなり一目で恋に落ち、やがて結婚しました。しかし結婚した途端、今まで働き者だった2人は遊びほうけて、きちんと仕事をしなくなってしまいました。それを見た天帝は怒り、2人をそれぞれ天の川の両側に引き離したのです。織女と牽牛はとても悲しみ、泣き続けました。そこで天帝は「きちんと働けば、一年に一度「七夕の日」だけ会っても良い」と約束してくれました。それを聞いた2人は、心を入れ替えて一生懸命働くようになったのです。

これが「織姫と彦星が七夕の日だけ天の川で再会できる」というものの由来。

ちなみに話の中で登場する織女は裁縫の仕事を司る琴座のベガ。牽牛は農業の仕事を司る鷲座のアルタイル。

ベガとアルタイルは夏の大三角としても知られている星ですが、この2つの星が天の川を挟んで最も光り輝いているように見えることから生まれたといわれています。

 

由来その2 棚機(たなばた)

棚機(たなばた)は旧暦の七夕の頃に乙女たちが着物を織って棚に供え、神様を迎えて稲の豊作を願うという日本古来の禊行事。
読み方が七夕の語源になったのではないかと言われています。

このときお供えする着物を織る乙女のことを「棚機つ女(たなばたつめ)」といい、水辺などの清らかな場所にある機屋(はたや)にこもって着物を拵えたとのこと。

この行事は「お盆を迎えるための準備」という意味合いに変化し、現在の七夕の語源になっているのでは?と言われています。

 

由来その3 吃巧奠(きっこうでん)

吃巧奠(きっこうでん)は、女性の技芸(織物/書/笛など)が上達することを願う中国の行事です。

日本の行事は中国由来のものが結構ありますよね。

これも先に登場した織女が関係してくるのですが、元々7月7日に織女星(ベガ)にあやかって「機織りや裁縫が上達するようにお祈りをする日」していたそう。

そのうち様々な芸事を習う女性が増えたことから、それらもまとめてお祈りするようになったようです。

 

 

なぜ笹飾り?

七夕といえば「笹飾り」

季節行事にはその行事特有の飾りがありますよね♪
願い事を書いた短冊などを笹に飾り付けるというものがありますが、なぜこのような風習ができたのか知っていますか?

笹(竹)や七夕飾りのひとつひとつに、昔の人々の願いが込められています。

現在は通販で簡単に手に入れられるので思い思いに飾ってみてはいかがでしょうか?

 

 

冬でも枯れずに緑を保ち真っ直ぐ育つ竹。
「生命の源」という縁起の良い印象があることから、七夕行事で使われたのではないかといわれています。

現在でも食べ物を笹の葉でくるんだものがありますが、笹は抗菌効果があるので気温が高い時期の防腐剤として適していたことも理由の一つ。

昔はお供物を笹の上に乗せ、願い事や穢れと一緒に川へ流す習慣もありました。

 

短冊

笹とセットとなるのが願い事をかいて吊るす「短冊」

この習慣ができたのは江戸時代からだそう。
江戸時代には寺子屋で勉強したり、手習いをしたりする子供が増えたので、お星様にその上達を願うようになったのが始まりだと考えられます。

由来にあった吃巧奠も関係してそうですね。

お願いごととなると「〇〇が欲しい」といったものもありますが、このような背景から、短冊に書く願い事は「〇〇が上手くできるようになりたい」といった技能上達を願う方が良いとされています。

 

ちなみに七夕の歌に「五色の短冊」とあるように、短冊の色は5色。その色は青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)。

これは古代中国の自然哲学である「五行」や、儒教の思想である「五徳(五常)」に関係しています。

「五行」は、自然界にある「木・火・土・金・水」のこと。
これらにはそれぞれ対応する色や方角、感情や体の部位などがあります。

 ・青(緑)=木:東の方角
 ・赤=火:南の方角
 ・黄色=土:中央の方角
 ・白=金:西の方角
 ・黒(紫)=水:北の方角

一方「五徳(五常)」は、儒教が説く5つの徳「仁・礼・信・義・智」のことを指します。
特に「信」は他人との信頼関係を意味し、これがないと他の4つは成り立たないことから最も大切なこととされています。

 ・青(緑)=仁:徳を積む、人間力を高める
 ・赤=礼:先祖や父母・師匠などへの恩
 ・黄色=信:縁ある人々からの信頼
 ・白=義:自らを律し、義務や決まりを守る
 ・黒(紫)=智:思いやりの心から生まれる知恵

短冊にお願いごとを書くときは、自分にとって大切な徳に対応する色を選んでみるのも良いかも。

 

七夕飾り

短冊と合わせて笹の葉に吊るして飾る七夕飾り。
短冊同様に、七夕飾りにもそれぞれ願いが込められています。

〇吹き流し

織姫の入り糸をあらわしたもの。
機織りや裁縫の上達を願って飾られます。
かつての宮中儀式で、5色の糸を長い針に通してお供えしていたものをイメージした形になっています。
短冊と同じ5色を使うことで、魔除けの意味もあります。

〇網飾り

魚を獲る網を表現しており、豊年豊作・大漁の願いが込められています。

〇折り鶴(千羽鶴)

長寿のシンボルである鶴を飾ることで、長寿を願っています。

〇紙衣

紙の人形(着物)を飾ると裁縫が上達し、着る物に困らなくなると考えられています。また「人形に災いを肩代わりしてもらう」という意味もあるようです。

〇財布(巾着)

金運上昇を願っています。紙で作った財布や本物の財布を吊るすこともあります。

〇くずかご

「ものを粗末にしない」という意味で、七夕飾りを作るときに出た紙くずを、折り紙で作ったカゴの中に入れて笹に吊るします。

 

七夕飾りの注意点

笹には魔を払う力があると考えられているため、家の入り口や軒下に飾るのが良し。

こういった行事飾りはほとんどのもので魔除けの意味がありますよね。
「行事飾りは入り口に」と覚えておけばOK。

また、七夕は「7月7日夜の行事」なので、七夕飾りは翌日には片付けましょう。

かつては笹を飾りごと川に流していましたが、現在は環境問題的に無理ですね…きちんとゴミとして処分しましょう。

笹(本物)やお願い事を書いた短冊を近くの神社に持っていけば、お焚き上げをしてもらえる場合もあります。確認してみてはいかがでしょうか。

 

七夕の行事食って?

七夕の行事食ってあまりピンとこない方も多いようですがちゃんとありますよ!

七夕の行事食は「そうめん」「索餅(さくべい)」「かりんとう」の3つ。

それぞれの意味は以下の通り。

 

そうめん

七夕の行事食のひとつが「そうめん」。

天の川や織姫の織糸に見立てられ、行事食となりました。

暑い七夕の時期にぴったりの一品。
五色の短冊のように色付きそうめんを使えば、より七夕らしさがアップしますね♪

 

索餅(さくべい)とかりんとう

索餅(さくべい)は、小麦粉や餅粉をねったものを油で揚げた、素朴な味わいの食べ物であり、無病息災を願った食べ物。

古代中国で7月7日に亡くなった帝の子が悪霊になって熱病を流行らせ、それを鎮めるために好物だった索餅を供えて祀るようになりました。

これに由来し、日本では7月7日に索餅を食べると無病息災で過ごせると日本に奈良~平安時代ころに伝わったようです。

そうめんもそこから同じ理由で食べるようになったようです。

全国的な知名度はそこまでありませんが、奈良県の一部の地域では「麦縄」と呼ばれ、現代でも親しまれています。

かりんとうが七夕の行事食となったのは「索餅に最も似ているお菓子」だから。

索餅の代打として七夕に食べられるようになりました。

かりんとうならスーパーやコンビニでも簡単に入手できるので、準備も簡単ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

七夕は、毎年7月7日に行われる日本の季節行事です。

「織姫と彦星が七夕の日だけ天の川で再会できる」というロマンチックな行事。

由来や意味を知っていたらより楽しめるのが季節行事です。

短冊にお願いごとを書いて七夕を楽しんでみてくださいね♪

 

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